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レトロなマイコン、電子工作、PCやフリーソフト関係のTipsと私的備忘録

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2012/12/08

[z80]自作Z80 CP/Mマシン(29)

AKI-80の64KフルRAM化は、TMPZ84C015がリセット後は必ずアドレス0000hから実行するためにROMとRAMを切替える回路が必要なので、バンク切替え回路などを組むのが一般的でした。 でも、ブレッドボードZ80マイコンのように、RAMに直接プログラムを書き込むことにすればROMレスにできるので良さそうです。

元々のRAMと同じ256KbitのRAMを増設する場合は、28pinのROMソケットをRAM(DIPパッケージ)用に流用するか、SOPパッケージのRAMで亀の子増設ですね(笑

私が一番最初に買ったAKI-80はCPU、RAM、7400、7432も自分でハンダ付けするものでしたが、そのうちに実装済みになっていきました。 そんな訳?でフラットタイプですがRAMを1MbitのS-RAM(M68AF127Bなら秋月で200円!)に換装すると更に回路が簡単になります。

参考リンク: AVRとZ80でCP/Mの改良

ところで、中日電工さんでE−80プロジェクトという「CP/Mが走る8ビットミニコン」の開発が進んでいるようです、どうやらスイッチの感じがIMSAIっぽくて期待大です。 ちなみにIMSAI2方はeZ80の50MHzでS-100BUSカードの他にATXマザーも搭載可能?らしい、、(謎

中日電工さんのE-80はCPUにZ8S180(PLCC)を採用してます。 このCPUはZ80の改良版である日立HD64180を後に本家ザイログがさらに改良を重ねた現行品で、元々CP/Mマシン向けに改良されたCPUなのでおあつらえむきですね。

参考リンク: Z80の研究

関連エントリ&リンク:

2012/12/07

[z80]自作Z80 CP/Mマシン(28)

AKI-80の64KフルRAM化ですが、TMPZ84C015(というかコアのZ80CPU)の場合リセット後はアドレス0000hからの実行と決められています、ですのでここにROMを割り当てて初期化後にRAMに切替えられるような回路を組みます、ちなみに8bitCPUが主流だった当時にバンク切替と呼ばれていました。

回路図はRAM0(S-RAM 256Kbit)を追加しROM#/RAM信号でCS#信号を操作して切替えます、ROM#/RAM信号はリセット時に必ずLowになりROMが選択されなければなりません。

次の回路は少しひねった回路で、追加したRAMにCS#とWR#を元のRAMと共通で接続、リード信号のOE#のみ切り替わるようにします。

ROM選択時はリードでROMから読み出されますが、書込みはいずれの場合もRAMに書き込みされます。 するとROMに切替えて0000h〜7FFFhのエリアを実行時でも、RAM0の0000h〜7FFFhのエリアに書き込め便利です。 昔SHARPの8bitパソコン、X1turboに使われていました。

参考リンク: cp/m full ramの構築 (糠を足せ(仮)Web版)、 X1center (SHARP classic PC)

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2012/12/06

[z80]自作Z80 CP/Mマシン(27)

先日とうとう秋月のサイトから姿を消してしまったAKI-80ですが、やはり復活しないようですね残念です。

AKI-80はZ80CPUの64KByte(0000h〜FFFFh)のメモリエリアの前半32KByteがROMで後半32KByteがRAMになっていて、以下のようなシンプルな回路です。 そしてCP/Mを動かすためには前半(0000h〜)もRAMである必要がありますので改造しなけばなりません。

ちなみに、秋月のサイトの回路図集にAKI-80の取説PDFファイルがあります。

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