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レトロなマイコン、電子工作、PCやフリーソフト関係のTipsと私的備忘録

2012/12/20

[z80]自作Z80 CP/Mマシン(31)

引続き中日電工さんのZ80ミニコン E−80プロジェクト勝手に応援(便乗?)企画のZ8S180の話題です。

このZ8S180は馴染みが薄く(日本語では)ググってもあまり見つかりませんが、現在ZILOGのサイトでZ8S180で出てくるドキュメントは以下の通りです、結構いっぱいあります(汗。

なかなか充実してます、ざっと見てみると前回のエントリで紹介したユーザーズマニュアル(UM0050)よりもデータシート(DS0060)の方が良いようです。 またAN0063に20MHz時のメモリのアクセスタイムの計算方法などもあります(ちなみみに20MHzで60nsのROM/SRAMだそうです)。

さらに、テクニカル・ノート(TN0053)を見るとどうやらZ8S180はリビジョン違いのチップが存在し、互換性に問題があるらしく両方を併売しているようです(爆。

オリジナルのZ8S180がSL1960 Rev. K で、改良版?が SL1919 Rev. N らしいです、違いは最高クロックが20MHz→33MHz(5V)、UARTが512Kbpsまでに、DMAの改良、システムクロックの2倍モード、LOW POWER SLEEPモード、低雑音クリスタルオプション、Φ出力の停止、3.3V@20MHzのサポートなど。

UARTに関しては、SCCライクな16bitカウンタのBRG(ボーレイトジェネレータ)や受信バッファ(4バイトのFIFO)が追加されています。

それから、クロックに関してはI/Oアドレス1FHのCPU Control Register(CCR)のD7ビットで分周(÷1又は÷2)が、アドレス1EHのClock Multiplier Register(CMR)のD7ビットで×2(clock-doubler)の設定があり、10〜16MHz(クリスタル/外部クロック?)を内部20〜32MHzに変換できるようです。

DigiKeyなどで両方売ってるようです。

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