2012/01/01
■ [z80]自作Z80 CP/Mマシン(2)
使用するデバイスは基本CーMOSでフラットパッケージやSOPもアリとし、場合によってはAVRなども使用します。
まずは第1段階として、Z80CPUの動作確認用に最小構成でブレッドボードに組んでみることにします。
ちなみに、ZilogのサイトのZ80マニュアルを見ると、最小構成として以下の回路が載っています。
肝心なZ80CPUの他には、5Vの電源、クロックのオッシレータ、ROM(なぜか1Kバイト)、Z80PIO(8ビット×2パラレルポート)とRAMなしの組込み系の制御ボード仕様ですね、、
ついでですから、マニュアルのZ80CPUのブロック図を見ると、、
何だか手抜きっぽいのは置いておいて(^^;;
ALU(演算論理装置)とCPU Register、Inst.Register以外は制御回路だけです。 ROMやRAM、入出力ポートはおろかタイマ、シリアルポートもありませんし、リセットやクロック回路もありません。
さらにZ80CPUレジスタの割付をみると、、
データ格納など汎用的に使えるのは、A,B,C,D,E,H,L,A',B',C',D',E',H',L'の8ビットレジスタ×14本と、IX,IYの16ビットレジスタ×2本の合計18バイト分です。
注:図の中では、A(Acc:アキュムレータ)とIX,IY(インデックスレジスタ)は特殊用途で汎用レジスタになっていませんが、あまりひねらなくても値を入れておくのには使えます。
F(フラグレジスタ)やSP(スタックポインタ)、I(割り込みベクタ)、R(リフレッシュカウンタ)を汎用的に使うのは難しいです。(逆手に取って裏技的に使う例もありますが、、)
参考: Z80に関するエントリ、 動画(ニコニコ)はこちら